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地方の小さな会社のブランディング事例

2022.2.21 #ブランディング

 

「祖業をやめて焼きそばをブランド化 製麺所4代目は売り上げを5倍に」

−− ツギノジダイ

https://bit.ly/3sSBJPS

 

 

こちらの記事のような、地方の小さな会社さんをブランディングで元気にする。

 

私自身がやっていきたいことが、
まさに「大磯屋製麺所」さんのような会社を、ブランディングでサポートすること。

読めば読むほどブランディングの必要性をひしひしと感じる記事であり、

こういったお話は、たくさんの方に知っていただきたいのでシェアしたいと思います。

 

 

愛知県碧南市にある大磯谷製麺所さん。

「熟成焼きそば麺」を販売されており、
特徴はこだわりの茶色い麺だそうで人気を博しています。

 

ブランド化によって、年間約2千万円だった売り上げが1億円にまで伸びたとのこと。

これ約5倍です。もちろん、ブランディングには時間がかかりますし、
何年もかけて到達されたとの事ですが、

まさに経営努力とブランディングとの相乗効果。

本当に素晴らしいなと思いました。

 

 

ブランディングの手法として「絞る」というものがあります。

 

メインとなる商品・サービスを1つに絞るということです。

(ここでいう絞るとは、商品ラインではなく1つのカテゴリーとしてです。)

 

何でもいいから1つに絞るのではありません。

競合他社と差別化されていて、自社の強みでもある商品・サービスでなければいけません。

そこでまずブランドを築くことが大事なのです。

 

大磯屋製麺所さんの場合は、焼きそばの他にうどんも売られていました。

もともとはうどん店として創業されていたため、うどん屋さんとして認知されていたそうです。

 

そこを、焼きそばに一本化されたとのこと。

 

これは勇気のいる決断ですが、ブランディングではまさに理想的な決断といえます。

 

 

そしてブランド化の一環として、デザインに着手されます。

ロゴや焼きそばのパッケージなどです。

 

これはお客さんと商品との接点で、
どんな想いを伝えるか、イメージや世界観を伝えるか大切な役割を担います。

どんなに良い商品であっても、
デザインでの伝え方を失敗すると売り上げには結びつきません。

 

 

そして、大磯屋製麺所さんの凄いところは、認知活動を積極的にされているということ。

 

どんなに良い商品でも、そこに想いを伝えるデザインがあったとしても、

知られなければ売れません。

 

これは大切なのでもう一度。 「知られなければ売れません」。

 

 

卸を中心にされていたそうですが、

イベント等で直接お客さんにアピールできる機会を作られたそうです。

 

広報活動もブランディングにおいては大切です。

ここには書かれていませんでしたが、テレビにも出演されているようで、

積極的な広報活動をされていたのだと推測します。

 

これらの積み重ねが、売り上げへと最終的につながっていくのです。

 

世の中には、素晴らしい商品や素晴らしいサービスがたくさんあります。

しかし、その中で埋もれてしまい、日の目を見ないものもたくさん存在します。

 

ブランディングは時間を要しますが、

正しい戦略を組むことで、未来は大きく変わってくるのだとこの記事からもわかります。

 

地方には素晴らしい商品やサービスがたくさんありますし、

それらは必ず日の目を見てほしいと願ってやみません。

そのために、少しでもブランディングでサポートできればと強く思いました。

 

大磯屋製麺所さんのブランディングでの効果は、

地方で頑張る会社さんにとって、たくさんのヒントがつまっているのではないかと思います。

 

 

 

編集後記

 

今日は朝から車のエンジンがかからず…。

そうか、月曜の朝からいきなり試練か…と、覚悟の週初めとなりました。

今週も頑張っていきましょう。(そう、自分にいい聞かせる)

顔写真

株式会社イットデザイン
伊藤 亜希

グラフィック・ウェブデザイナー
ブランディングデザイナー

デザイナー歴24年目。
大阪から兵庫へUターン就職→起業。
主な受賞歴に、日本タイポグラフィ年鑑入選など。

【営業時間】平日9:30〜18:00
【休業日】土日祝 年末年始、旧盆期間
お問い合わせはフォームからお願いいたします。

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